| 名前（敬称略） | コメント |
| 堤 昌司 | 単純に面白かった。 |
| FT | ウェルメイドを狙って、いまいち中途半端。黒沢にとって、松竹は鬼門か。 大映は羅生門て。 |
| ＴＡＫＵ | スキャンダル報道に関するマスコミ批判とは時代的に進んでいるなあ、と思い ながら見ていたら、途中から志村喬の老弁護士の再生の物語になり、前半の主
題が薄らいでしまったように感じました。 ちなみに桂木洋子を見たのはこの作品だけです。 |
| 氷室浩次 | この作品から、作者の“世相”へ向けた激しい怒りをより感じる論 者もいるようですが、僕は、むしろウェルメイドな娯楽としての社会劇の面
を楽しみました。 主役二人や、それ以上に志村喬さんの弁護士役など、非常にアメリカ映画 的なキャラクター設定だと思われます。キャプラ(出た！ お決まりの比較対 照(^^;))などと似ているようで違うのは、こちらの作り手のほうが、より強 くいらだっていることでしょうか。 終結部に向かっての展開も、理想へ必然的に導かれるなどというものでは なく、作者のパワーで無理やりに押し通しているかのような、そのあたりが 非常に“らしい”ですよね。 |