FJMOVIEが選ぶ、年度別ベストテン

1956年5位「驟雨」


「驟雨」に寄せられた、日本映画街フォーラム会員のコメントです。

名前(敬称略)  コメント
ごきげんよう  今も昔もサラリーマンが悩んでいることは同じ?
誠太  何も起こらない映画というのは、簡単なようでいて、極めて難しい。
 生き生きとした台詞(水木洋子脚本)による映画のテンポの良さがある。また、 その生き生きとした台詞を活かす俳優の芝居もある。更に、昭和30年代初期の 風物も、今見ると懐かしい。
 成瀬の映画でも大好きな一本。
FT  こういうだらだらした日常を、面白く描くことにかけては成瀬の右に出るも のはいないな。小林桂樹と、香川京子が彩りを添えるのも楽しい楽しい。
 で、香川京子の問題のダンナ(笑)が出てこないところが、小津なり成瀬な りの節度か。1点引かせていただいたのは、妻・原節子が、やはり成瀬「め し」同様、ちょっと陰険だから(笑)。しかし「めし」上原、「驟雨」佐 野、「愛情の決算」佐分利と、非松竹女優なのに、戦前松竹三羽烏制覇は凄 いぞ。他にはいるのかな。





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