| 名前（敬称略） | コメント |
| FT | 初めてファンに注目された清順映画だが、あとから見ると、それほど良いわ けでは。初期日活フツー映画（の中でちょこちょこ変なことしてる）と、後 期日活異常映画の、ほぼ中間に位置し、両者が五分五分で混合している珍作 というべきだろうか。 |
| ＴＡＫＵ | スクリーンの前だか裏だかでの格闘シーンのある作品でしたっけ？ そのシー ンが特に印象に残っています。 |
| 氷室浩次 | とにかく、何度観ても、ため息の出るような傑作です。 １時間半の作品の中に、キャラクターとエピソードがいっぱいに詰まって いて、それが一つの美意識で統一されて提示(笑)されるわけで、もう、何も 言うことがありません。 原作（いちおうストーリーは忠実なんですよね？）は読んでいませんが、 あのラストシーンの小道具（アレです）とその使いかたは、原作にも出てく るのか、それとも映画のオリジナルなのかなあ。 キャストもみんな素晴らしく、本当に、まだこれを観たことがないという ひとを、僕は激しく羨んでしまいます(^^)。未だ手つかずの快楽を味わい残 しているわけですから（口から出まかせ言いたい放題である(笑)） 鈴木清順のベストであると同時に、たとえそういう作家の名前が（ブラン ドとして）問題にされなくなるときが来たとしても、作品自体の力で残れる、 数少ないものの一つだと思います。必見。 |