| 名前（敬称略） | コメント |
| FT | 谷崎の原作は、体と体の結合ではなくて、精神の極上ポルノ。 あの人は、あたしのことをどう思っているのかしら、その１点で読むものを 興奮させる希有な傑作。男対女なら、とにかく男の精神構造はシンプルだか ら（笑）あんまり精神上の謎はないのね。ところが、女対女だから、精神的 にあやふやな展開になるは必定。 ところが、映画化したのが＜精神の曖昧さ＞なんてものは一切認めない増 村。だから、とてつもなくお間抜けなコメディになってしまう。増村が 「卍」というのはまじがいなのね。 |
| はる | これも10数年前にＴＶで観たけど、 最近の岸田今日子さんが頭に浮かんでしまい、 エッチなシーンも楽しめなかった。(笑) |
| 氷室浩次 | まあ、別にどこと言ってケチのつけようのない作品(笑)。ただし、何度も 観ていると、あまりにカチっと造られ過ぎていて、退屈してしまうような気
もするんですが（あくまでも個人的な感想です）。 女優二人だけではなく、船越英二も川津祐介も、もう、ちょっと言いよう のないくらいの名演ではあるんだけどなあ(^^;)。 いやあ、演技のアンサンブルとしては、第１級ですよね、うん。 |