FJMOVIEが選ぶ、年度別ベストテン

1965年8位「霧の旗」


「霧の旗」に寄せられた、日本映画街フォーラム会員のコメントです。

名前(敬称略)  コメント
FT  この映画は、何点にすべきか悩む悩む。
 結果的にはなんの罪もない3人を地獄にたたき落とすヒロイン霧子を、清純 派倍賞千恵子が、かなりの熱演。それはよかった。しかし霧子の旗、という より霧子のハタ迷惑。
 さて、霧子の旗は何色か。たぶん、赤。
 単に富裕階級であるというだけで、おとしめられる誠実な男とその愛人。 本人の人格は問題でなく、まさに出身階級のみが問題だという、単純共産主 義こそ、山田洋次か。そこにストーカー主義(笑)バリバリの橋本忍が掛け 合わされて、
 しかし<異常に親密な兄妹>の妹はなぜ兄を見殺しにするのか。
Hero  もともと,原作が変な話なのです。それをそのまんまに原作に実に忠実に映 画化したというのに驚嘆します。確かに,桐子に倍賞千恵子は似合いません。 おそらく山口百恵の方がずっと似合うことでしょう。しかし,プログラムピク チュアだからこその妙がそこにはあるように思えます。
 橋本忍と松本清張:まさにピタリのコンビです。
はる  あれはちょっとひどくない? 相手が可哀相。
氷室浩次  山田洋次さんの本来の資質とは違うところにある作品なのかもしれません が、やっぱり忘れることができません。





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