| 名前（敬称略） | コメント |
| 堤 昌司 | リメイクされるそうでおめでとうございます。 こんなの撮ってりゃメジャーじゃほされてもしかたがないでしょう。 |
| FT | 清順映画としてはいささか落ちるのだが（日活時代の清順映画としては珍し く時代に寄り添いすぎた意匠）でも、ワン＆オンリィの輝きに満ちている。
ただし前半部分は、ギャビン・ライアル先生の大傑作「深夜プラス１」の、 まんまパクリ。ここまで完璧にパクっておいて、知らんぷりはサスガと脱帽
せざるを得ない。しかも、脚本家は監督も含めて８人もいたのに（笑）。 ここで注。 現在流通している、ディレクターズ・カット版（真のオリジナル版）は、実 は７点くらいに評価したい。公開当時の、映倫のイチャモンによる、黒味大 幅追加ヴァージョン（編集鈴木こう当たりが、「けんかえれじい」の教室 シーンを拡大的に取り入れて、おそらくは、手を入れたものと推察される） こそ、最も清順映画らしく９点。おそらく公開はされなかった、その前の清 順自身による映倫対策改訂版白矢印ヴァージョンは、未見だけどゴーインに 断言しちゃうと、あー、６点ですね（笑）。 さらに、元助監督・脚本のひとり・大和屋に主題歌を歌わせていて、これが かっこいいんだけど、これまた掟破りには違いない。で、殺し屋・高として も出演していて、これまた格好良くて、どう見てもこの彼こそ「ルパン３ 世」のオリジンかも、と思わせる。 |
| 氷室浩次 | これねえ……。こういう作品を積極的に推す気にはなれません。幸福な作 品がいっぱいある日活時代における清順映画の、これは鬼っ子だと思います。 |