| 名前（敬称略） | コメント |
| 堤 昌司 | 白い風船と戯れる少女たちというファンタジーとポルノがうまく噛み合っていたか というとやや疑問ですが、飛鳥裕子さんと小川亜佐美さんのどうしようもない下手な
演技が非日常的な雰囲気にピッタリでした。 しかも、わが故郷函館がふんだんに出てきただけでプラス２点。 |
| 犬尾 千聰 | これは大井武蔵野館。 とにかくこのテンション、観ている自分が発狂しちゃうんじゃないかと思うほ ど。素晴らしい映画です。 |
| FT | 主役二人が、全く少女に見えないという致命的欠点を除けば、それなりにま とまっている。ただし、フンイキの片鱗を見せた、という程度。 |
| 氷室浩次 | （小沼監督のベスト） 短評 この年の小沼監督は、やりたい放題の作品も他に（笑）ありますが、 こっちは、実は正攻法というか、真っ向から原作小説に取り組んでいる。 新聞記事と書簡の羅列で“事件”を語ってゆく原作に、さらに脚色した “いどあきお”さんの手が加わるわけで、シナリオもかなり面白いんですよね。 そして、主役の二人、小沼監督のお気に入りである小川亜佐美さんの不思 議な資質と、これがポルノ・デビューである飛鳥裕子嬢の……何とも言えな いようなルックス。 好対照の二人が、月の夜も、陽のさす真っ昼間でも、絡み合う、ただそれ だけの画面が、かなり面白いストーリーをさえ超えて、強烈に迫ってくる。 それにしても、飛鳥裕子……。こういうひとを見つけてくるところが、日 活のポルノ女優・発掘力（？）の凄いところだと思います(^^)。 顔だけで、もう、猥褻なんですよねえ。あっぱれ(^^)。 |