| 名前（敬称略） | コメント |
| 堤 昌司 | この身も蓋もないタイトルからこの映画の素晴らしい内容は想像すら出来ないかも知れません。
黒沢のり子さんのおびえたような様子と、室田日出男の破滅する中年。 そして無軌道な馬鹿者たち。そんな登場人物が都市近郊の農村の風景の中に確かに息づいている。 風景の中で生活があり、風景の中で事件が起きる。 本当に傑作です。 個人的には、ラストの「一緒に逃げようか、それとも警察に付いていってあげようか」とかいう志方 亜紀子さんのセリフに打ちのめされてしまいました。 男はいつだって女性に甘えていきているんだなあ。 |
| 犬尾 千聰 | ひたすら美しく、ひたすら輝いている川辺。 映画にこんな可能性があるなんてぼくは気がついていませんでした。まだまだ映画って奥が深いことを この映画で痛感しました。 これは亀有で鑑賞。 |
| FT | いい映画なんだろうとは思うが、ぼく的ストライク・ゾーンから完全に外れている。 |
| 氷室浩次 | （まあね……） 短評 出来としては完璧に近いし、僕も、何度か見たときには感動したんだったかなあ(^^;)。 あまりよく覚えていないのだけど。 でも、田中登としては、もっともっと好きな作品があるので、あまり、この映画には熱が無いです。 ごめんなさい(^^;)。 むしろ田中監督の『発禁本「美人乱舞」より−責める！』(1977)にも出てきた、ヒロインの母親、 という登場人物に、何か不思議な共通点を感じる。 何かのキー・ワードというか、ポイントなのだろうか……。 |