| 名前（敬称略） | コメント |
| 堤 昌司 | この端正な映像美。この緊迫した空間構成。それにこたえた役者さんたちの演技。森田監督のひとつの到達点と言ってもいいでしょう。おまけに、森尾由美さんも素晴らしい。それでも満点にならないところが、私の欲深いところです。 |
| Hero | なんて上手い映画なんだろうと思う反面，そのあざとい演出にとんでもなく嫌悪感を持った映画です。映画の出来は９点以上ですが，その嫌悪感で相殺されて |
| 誠太 | 何故、森田芳光が夏目漱石を選んだのか、その答えは映画の中にはなかった。森田芳光が、自らの才気を単にひけらかしただけのような気がして、あまり好きな映画ではないなあ。 |
| たんじ | セピア色の三千代（藤谷美和子）の写真が冒頭に登場したときに「この映画は大丈夫だ」と、森田監督の作る明治の世界に引き込まれていきました。官能を刺激する白い百合の清冽さはよかった。明治のフリーター（高等遊民）代助（松田優作）が自分の誠を貫き、仕事を探そうとするラストは十分現代へのメッセージになっていると思います。 |
| FT | マイ・フェイバリット森田。欠点は、もっとお金を上げて、よりゴージャスにして欲しかった、くらいか。笠智衆に、あんな演技をさせただけでも価値がある。あと、市電のシーンが良くなかったか。時代的制約があるとはいえ、森雅之がキャスティングされていないのも惜しい。と、考えれば考えるほど欠点が出てくるが（笑） |
| はる | 悪くはない。松田さんもいいのだけど、藤谷さんと小林さんが本当に良い。 この頃森田監督はのっていましたね。 |
| ＴＡＫＵ | 監督・キャストの顔ぶれので見る前にこちらの持った期待にきっちりと応えてくれた作品。 |
| 氷室浩次 | 原作者と監督との“非・肉体指向”という共通点が成功の要因なのかな。 |