FJMOVIEが選ぶ、年度別ベストテン

1996年2位「（ハル）」

名前（敬称略）	コメント
吟遊詩人	新幹線通過のシーンは秀逸だが、パソコンの画面を映し続けるというのはいかにも能がない。映画全体があまりに平板。 　後に出てきた『ユー・ガッタ・メール』の見せ方とどうしても比較してしまう。
FT	これまた空気感の人・モリタの、とても気持ちいい映画。すべてのショットが挿入ショットとも言える珍しい映画。
Hero	文字を延々と出すのは致し方なかったのかなぁ？ですが，私の大嫌いな森田監督作品なのに，この作品はとても素直で好感が持てます。
堤　昌司	言われるほどメールの文字表現にインパクトはありませんでしたけれど、深津絵里さんの部屋の雰囲気や特急にハンカチを振る姿はいいものでした。戸田菜穂さんもいいですね。
だんだんこ	とにかく私の感受性にピッタリ、はまってしまった。あそこまで文字で読ませるのは、やはり秀逸なアイディアだと思う。
はる	とても好きです。アイディアと作法がバッチリ。
誠太	映画の大部分が文字というのも画期的だが、そうした作為とは無関係に、静かな物語がとても素敵でした。深津絵里さんの赤いワンピースと一生懸命にハンカチを振る姿は、今見ても心に沁みます。
ＴＡＫＵ	パソ通を始めてそれほど経っていない頃に観たということもあって、とても印象 深い作品です。
氷室浩次	『キッチン』にせよ、これにせよ、森田監督の資質とぴったりなんだよね。最近の作品は（評判が良いようですが）観ていないので分からないけれど。 【駄話】この映画を観たころには、ディスプレイの上でだけの知り合いと直〈じか〉に会う、というストーリーは「へええ」というだけでしたが、最近、僕もよくそういうことをするので（笑）いま、この作品を観なおすと、また違った感慨があるかもしれません。 恋愛が主目的じゃない出会いなもんで、ちょっと、ハル君とは違うんですが（笑）何を言っているのやら(^^;)。
犬尾 千聰	これも鮮度が悪い映画。試みはいいのだがね。