FJMOVIEが選ぶ、年度別ベストテン

2000年2位「雨あがる」


「雨あがる」に寄せられた、日本映画街フォーラム会員のコメントです。

名前(敬称略) コメント

はる

 じっくりしみじみ観れる。

だんだんこ

 俳優陣が今ひとつ魅力不足。

TAKU

 これだけ見ると可もなく不可もなくって感じですが、「どら平太」なんかのデキからするとそれなりに良くできていたのかなあ、という気もしてきます。

FT

 ビデオで見たらつまらんかった、と言ったら、あれは映画館で見なきゃだめですよ、と言われた(ような気がする)。呑んだ上の会話だからいささか記憶に確信がない(泣)。
 しかし、山本周五郎の小説を映画にして、いままでほとんど成功していないというのに、人はなぜ映画にし続けるかね、周五郎を。

ごきげんよう

 他愛ないけれども(笑い)結構好き。三船史郎が良かった。

氷室浩次

 山本周五郎さんの短篇からの素晴らしい脚色。宿屋での宴の場面から、もう涙が止まりません(^^;)。
 寺尾聰だの宮崎美子だの、およそ好きなタイプのキャスティングではなかったのですが、これが、でもこの題材には合っているのだよなあ。
 他の登場人物に比べて、宮崎美子だけは見せ場が無くて、ううむ、と思っていたら…(^^)…。
 このストーリーが、あのあと、どっちに展開しようとも、それはそれで良いだろうと思わせるような、月並みな言いかたですが、清々 <すがすが> しさが、あそこにはあふれている。
 三船史郎さんの、ほとんど素人ふうな芝居(現在はともかく、かつてはプロだったわけでしょう?)も、しかし、役には合っていてニヤニヤしてしまう。
 『ゴッドファーザー PART3』のソフィア・コッポラと同じような、演技の巧拙を超えた“はまり役”という感じで(笑)。
 『赤ひげ』だって、これくらいの低めの(?)テンションで撮られていたら、僕は、もっと良かったと思うのだけど……。
 一つだけ難点を挙げる。冒頭の“**に捧ぐ”のような献辞は不用。ああいうのを蛇足と言うのだ。しかし、映画そのものは、とにかく御馳走でした。満腹(^^)。





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