三村　恭代さん　インタビュー記事

	Ｑ　芸能界へ入ったきっかけは？ 三村恭代さん（以下、三村と省略）： スカウトです。 １４歳の時でした。 とくに祖母がとても喜んでくれて、この仕事をすることも薦めてくれました。 今はこのように映画やテレビに出させていただいて、とても楽しいです。自分はラッキーだったんだと思っています。
Ｑ　今回の上映作品『チルソクの夏』で楽しかったこと、また辛かったことは？ 三村：辛かったのは、風邪をひいて体調をくずしてしまい、入院してしまったことです。 現場でもキャストはじめスタッフの皆さんに迷惑をかけてしまい、自分自身、悔しかったです。 楽しかったことは、４人がとても仲良くなれたことです。 映画の中の４人のように、喧嘩もしたし、そして仲直りもしたし、本当にいろいろありました。 釜山のロケの時は、４人で街にもくりだし、いろいろな所を見て廻って、二日間十分楽しみました。
	Ｑ『バトルロ・ワイアル』にも出演されていますが、深作監督の印象についてお聞かせください 三村：深作監督には、いろいろ教わりました。 映画の楽しさを教えてもらいました。 深作監督との出会いは私にとっては言葉では言い表せないくらい大きかったですね。 『バトルロ・ワイアル』では人を殺すといういう役をやって（自分でも、判らない状況の中で）自分じゃない自分を発見でき、 役者としての生命を吹き込んでもらったと思いますし、プロの映画作りを実感しました。
Ｑ　将来、どんな役をやってみたいですか 三村：自分の祖母の息子、つまり叔父さんにあたる人が戦争時に特攻隊として亡くなっています。 私自身は戦争は遠いものではあるんだけれど、でも祖母の話などで身近にも感じられ、 それに、自分の友人の家には、まだ戦争の時の弾痕が残っていたりするんですよ。 そういうこともあり、戦争があったことを忘れちゃいけないと思うし、犠牲になった多くの人達のことを 忘れてはならないと思うんです。 そういうことを、きちんと表現できる方法の一つが映画だと思うし、そういう作品に出てみたいですね。
	Ｑ　目標とする女優さん、または好きな方は？ 三村：『ホタル』の田中裕子さんが好きです。 『チルソクの夏』の佐々部監督がチーフとしてついた作品で、監督から話を聞いたりしました。 あの映画の時、韓国側のスタッフの方が、田中さんのことを｢背中で泣かせる、本物の女優だ」と絶賛したそうです。 私も、そういう役者を目指したいですし、一度、ぜひご一緒したいです。
Ｑ　最後に、当フォーラムはインターネットで活動しているのですが、パソコンなどは利用しますか？ 三村：初め周りの人から『チルソクの夏』のホームページなどに書き込みをしてと言われても そのころは、ほとんどパソコンを使ったことがなかったのですが、『チルソクの夏』のホームページに書き込みをするようになり、だんだん興味を持つようになりました（笑）。 今は大学に入ってパソコンも使うようになり、インターネットも良く見ます。便利ですよね。

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