2002年・第7回ニフティ映画大賞に寄せられた投票内容を紹介します。

FT さん

邦画部門

【作品賞】(10本まで)
  「AIKI       」   8点
  「千年女優       」   4点
  「宣戦布告       」   4点
  「新・仁義の墓場    」   4点

【コメント】
今年はメチャクチャすごい映画はなかったなあ。1位は本来なら目一杯の10
点を上げたかったのだけど。でも「AIKI」はそれなりに面白かった。た
だ、残念ながらAIEKIだらだらでイカせてはくれなかったというだけ
だ。演出という点では父親より遥かにはるかにうまいのではないか。次の
「千年」「宣戦」は単なる駄洒落でチョイス、と思ったら間違いよ。
虚と実の淡いの中に日本映画史を駆け抜けた「千年」は、もっと淫していた
ら最高だったのだけれど、取りあえずゴチソウでした。「宣戦」の監督には
大作のポリティカル・サスペンスを撮って貰いたい。この監督と「リター
ナー」と「ピンポン」の各監督こそ、スケールの大きいネオ日本映画を作っ
てくれるのでは。
深作欣二追悼の意味を込めて(笑)「新・仁義」って、んなわけないか。02
年は公開本数だけから言ったらまさしく三池イヤーだった、03年は次の公開
があまり見えていないがどうした三池。

【監督賞】              作品名
   [天願大介       ] (「AIKI    」)
【コメント】
出演者の誰もがいい、というのはとても楽しいことなのですね。

【主演男優賞】
   [長塚京三       ] (「笑う蛙     」)
【コメント】
ジャスト・フィットな好演。

【主演女優賞】
   [仲間由紀恵      ] (「トリック    」)
【コメント】
TV版も含めて。コメディが似合う女優さんには弱いのよ。

【助演男優賞】
   [阿部寛        ] (「トリック    」)
【コメント】
この部門実に激戦区。どの映画でもたいていひとりやふたりは、刮目すべき
助演男優がいる、という充実ぶり。あまりにヒシメイテいるので、選ぶのが
面倒(笑)。ええい、ままよ、ということで、いわゆる助演タイプではな
い、真の主演タイプではあるのだが、あまり世間的にブレイクしていない阿
部寛をこそ、再び(笑)押します。

【助演女優賞】
   [菅野美穂       ] (「DOLLS   」)
【コメント】
ここは逆に選ぶのに苦労。女優というのはすべからく主演女優だと思ってい
ますので(笑)。昔の撮影所映画にはねっからの助演女優というのがいたの
だが、最近はなかなか。というわけで、最近の若い女優さんの中では、メ
チャクチャうまい彼女に。

【新人賞(キャスト部門)】
   [市川実和子      ] (「コンセント」主演女優)
【コメント】
姉妹の市川実日子は、ちょと暑苦しいけど、普通の顔で、この顔は実に素晴
らしい。こんな変な顔だと、目が離せないではないか。

【新人賞(スタッフ部門)】
   [今敏         ] (「千年女優 」監督)
【コメント】
「パーフェクト・ブルー」などもあるので新人かどうかはともかく、とにか
くバランスがいい。ラストの一言さえなければ(笑)。完璧に飛んでもギャ
グだもんなあ。


【脚本賞】作品名
   「AIKI    」
【コメント】
ちょと苦しまぎれ。

【映像賞】
  「ピンポン     」
【コメント】
とにかく、センスがよい。それはリターナー、

【音楽音響賞】
   「        」
【コメント】
棄権。特に思い至らず。



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