邦画部門

【作品賞】（10本まで） 　　「富江　最終章　〜禁断の果実〜」　　　　　　 　　 　３点 　　「ゴジラ×メカゴジラ」　　　　　　　　　　　　　　　３点 　　「ラストシーン」　　　　　　　　　　　　　　　　　　２点 　　「ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険！」　　　 　２点 　　「自殺サークル」　　　　　　　　　　　　　　　　　　２点 　　「活動写真サクラ大戦」　　　　　　　　　　　　　　　２点 　　「WXIII PATLAVER THE MOVIE 3」　　　　　　　　　　　２点 　　「デジモンテイマーズ　暴走デジモン特急」　　　　　　２点 　　「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ！戦国大合戦」 １点 　　「八月の幻」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１点 【コメント】 普段感想を滅多に書かないんでこの機会につらつらと。文体が普段と違うの は別に意味無いです(笑)。 『富江　最終章』は作品全体に漂う独特のエロティシズムが琴線に触れてし まった(笑)。ちなみにビデオ・ＤＶＤで登美恵の部屋の本棚とかチェックし てみると面白いかもしれない(笑)。 『ゴジラ×メカゴジラ』は手塚監督の娯楽映画を作る手腕を前作『×メガギ ラス』に続いて感じさせられた作品。 『ラストシーン』はタイトル通りラストに心打たれてしまった。 『ミニモニ。じゃムービー』は昨年最後に観た映画だったが、自分でも予想 外のランクイン。所詮お手軽映画なんだろうなと思っていたが、本格的ＣＧ アニメ＋デジタル合成満載の作品だった。おまけに現実のメンバーチェンジ とシンクロするラストの展開にも唸らされたし、エンドロールのわざわざ 作ったＮＧシーンには参りました、という感じ。 『自殺サークル』も良い意味で予想を裏切られた１本。新宿駅ロケのシーン は良く撮ったな、と思う。 『サクラ大戦』は世界観の見せ方が抜群だと感じた。 『ＷXIII』には往年の怪獣映画を観たときのようなドキドキ感を感じさせら れた。『サクラ大戦』の世界観の見せ方とともに「なぜ最近の特撮映画には これができないのか」と思う部分もある。 『デジモンテイマーズ』では新宿大ガードでの戦闘シーン、『クレしん』で は畑に舞う朱鷺や鶴のシーンと、それぞれ実写では実現不可能な画が魅力的 だった。 『八月の幻』は最近観たため印象に残っているのかもしれないが、あと１ 本、と考えたら浮かんできた作品だった。 アニメを特に熱心に見ているつもりはないのだが10本中４本がアニメ。それ 以外の作品も含めて偏った嗜好をしているなと改めて思う(笑)。 【監督賞】　　　　　　　　　　　　　　作品名 　　 [中原　俊　　　　　　　] （「富江　最終章」「コンセント」） 【コメント】 『富江　最終章』、作品賞では入れなかったが『コンセント』と印象深い作 品が続いたので、ほとんど迷わずに。 【主演男優賞】 　　 [ジョニー吉長　　　　　] （「ラストシーン」） 【コメント】 演技というよりはその存在感が印象に残った。 【主演女優賞】 　　 [釈由美子　　　　　　　] （「ゴジラ×メカゴジラ」） 【コメント】 『修羅雪姫』がフロックではないことを証明していた。今後タレントから女 優にシフトしていくのだろうか？　期待したいところである。 【助演男優賞】 　　 [國村　隼　　　　　　　] （「富江　最終章」「笑う蛙」「ごめん」） 【コメント】 『富江　最終章』『笑う蛙』『ごめん』、対象外の作品だが特集上映で観た 『愛を乞うひと』など、なにか立て続けに出演作を観ていた感じする。そん なわけで助演男優というと真っ先に浮かんだ。 【助演女優賞】 　　 [三輪明日美　　　　　　] （「グローウィン　グローウィン」ほか） 【コメント】 一昨年ほどは活躍が目立たなかったが、私のお約束ということで(笑)。 【新人賞（キャスト部門）】 　　 [小野寺華那　　　　　　] （「ゴジラ×メカゴジラ」湯原沙羅役） 【コメント】 ほんとに新人かどうかは未確認。初見時はそんなに印象に残らなかったが、 ２回目鑑賞すると、作品のキーとなる役をきちんと演じているな、という印 象を受けた。 【新人賞（スタッフ部門）】 　　 [ヒグチしんじ　　　　　] （「ミニモニ。じゃムービー」監督） 【コメント】 『グローウィン　グローウィン』の堀江慶監督、『もうひとりいる』の柴田 一成監督も考えたが、考えてみればヒグチ監督は劇場作品で監督としてクレ ジットされるのは初めてなので新人といえるのではないか、と思って(笑)。 【脚本賞】作品名 　　 「WXIII PATLAVER THE MOVIE 3」 【コメント】 候補に考えたのは『WXIII』と『千年女優』。『千年女優』も好きなのだが どちらかと言えばオーソドックスでありながら上手さを感じた『WXIII』を 選んだ。とり・みき脚本の実写特撮が観てみたい。 【映像賞】 　　「ミニモニ。じゃムービー　お菓子な大冒険！」 【コメント】 予告編を観て期待していた『ピンポン』は期待以上の映像を見せてはくれな かった。『リターナー』も同様、『ゴジラ×メカゴジラ』も、期待に応える ものではあったが、越えるものではなかった。 そんな中、昨年観た作品の中で唯一、映像面で期待以上のものを見せてくれ た作品。冒頭の街の全景だけで圧倒されてしまった。 公開２週間前にまだ完成していなかったという話を耳にしたが、あの映像を 見るとそれも（真偽は別として）納得できる。 わざわざＣＧアニメのＮＧバージョンまで作る凝り様も映画の楽しさを追求 しているようで良い。 しかしＣＧアニメになると辻加護の見分けがつかない。 【音楽音響賞】 　　 「マンホール」 【コメント】 『ゴジラ×メカゴジラ』もかなり良かったのだが、こちらを選んだ。もとも とカーネーションは割と好きなバンドだったが、エンディング曲は見事には まっていた。