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【作品賞】
「ドニー・ダーコ 」 ７点
「ズーランダー 」 ５点
「ヴェルクマイスター・ハーモニー」 ５点
「モンキーボーン 」 ２点
「マルホランド・ドライブ 」 １点
【コメント】
粗さを内包しながらも鮮烈かつ凛冽な「ドニー・ダーコ」。
ここまで満腹感あふれる底抜け大爆笑に降参の「ズーランダー」。
息も止まらぬ予想しえない展開が切れ目なく続いた「ヴェルク〜」。
「モンキー〜」にイマジネーションとは等しく妄想なのだと再認識。
そして「マルホランド・ドライブ」、実は2002年のベスト１はこれ
なのだが、リンチフリークとしては最低投票配点に留めておきます。
【監督賞】 作品名
[タル・ベーラ ] （「ヴェルクマイスター・ハーモニー」）
【コメント】
全感と全身体で魅せられ惹きこまれる、とはこういう経験なのだ。
ハネケも素晴らしいと思うが、どこか生理的な反発を覚えてしまうのです。
【主演男優賞】
[ベン・スティーラー ] （「ズーランダー」）
【コメント】
ブルー・スティール！マグナム！！。知性派を自他ともに認識されている
俳優が馬鹿を演じると大抵は鼻白むものだけど、そんなこと、全て突き抜
けてくれさせていただきました。ひれ伏せさせてもらいます。
【主演女優賞】
[ぺ・ドゥナ ] （「プライベートレッスン青い体験」）
【コメント】
ほんとはね、「吠える犬は噛まない」で投票したいんだけど未公開なので。
本作では助演級かもしれないけど、いいンだよぺ・ドゥナって。
【助演男優賞】
[香川照之 ] （「鬼が来た！」）
【コメント】
反則と言うなかれ。姜文(チアン・ウェン)監督の本作における貢献度は、
香川照之がいちばんでしょう。
【助演女優賞】
[マク・ワイファン ] （「ドリアンドリアン」）
【コメント】
陳果(フルーツ・チャン)のお気に入り少女は、またも幸薄そうな配役。
家庭の生計を支える、香港の路地裏で皿洗いをする不法移民。
「リトル・チュン」から数年たつのに、まだこんなケナゲな少女を完璧に
表してくれている。
【新人賞（キャスト部門）】
[アンジェラ・リンドヴァル] （「ＣＱ」）
【コメント】
萌え、でしょう。
ほぼノーメイクの街頭デモ時の顔と、ノーマルメイクな顔(アフレコ現場など)
と、映画内映画のドラゴンフライの顔の変化は言うまでもない。
声と仕草が、微妙に違うんです、それぞれの場面で。
ダコタ・ファニング(アイ・アム・サム)、チン・ハイルー(ドリアンドリアン)も
捨てがたかったんですが。
【新人賞（スタッフ部門）】
[リチャード・ケリー ] （「ドニー・ダーコ」）
【コメント】
荒削りな。でも、あなたをもっと知りたい。
【脚本賞】作品名
「フォロウィング」
【コメント】
脳に刺激を覚えました。「メメント」よりシンプルかつエキサイティング。
【映像賞】
「ＣＱ」
【コメント】
懐かしい未来、が良く再現されていた。いや、ウィリアム・クラインや
「バーバレラ」が好きなんでツボにはまったってことです。
【音楽音響賞】
「ゴースト・オブ・マーズ」
【コメント】
シンプルというかミニマムというかワンパターンというか。
ああ癖になるカーペンター節♪
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