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【作品賞】（10本まで）
「アリ」 ５点
「ゴースト・オブ・マーズ」 ４点
「ロード・オブ・ザ・リング」 ３点
「マルホランド・ドライブ」 ３点
「ピアニスト」 ２点
「モンスターズ・インク」 １点
「モンテ・クリスト伯」 １点
「スパイダーマン」 １点
【コメント】
《総評》
前回はここで字幕の「ハルも木から落ちる」問題に文句を付けたはずだが、字
幕については２００２年もブスブス火がくすぶり続けたまま。年の後半には字
幕だけでなくひどい予告が目立った。
Ａ−明らかに内容を全く別のものとして宣伝するもの
Ｂ−サスペンス・ミステリ物なのに、８０〜９０％ネタばらしするもの
もー、いい加減にしてくれってな感じである。Ａの『インソムニア』なんて、
ビデオの宣伝もあの路線のままやってんのね。「恥知らず！」と言いたい。ス
トーリーの後半に至ってようやく明らかになる謎を、平然とキャッチコピーに
使用するようなＢには「地獄に落ちろ〜」の言葉を進呈。近日公開予定の某作
品も９０％ネタバレ保証付きの予告になってるぞ。もう、予告やってる時は耳
ふさいで目をつぶってなきゃな。(ｰｰ;)
あ、肝心のベスト作品についてですが(^^;)完成度とか面白さではなく、自分
の好み中心で選びました。「面白さ」だったら、当然怪物会社や蜘蛛男が上に
来ます。
個人的にはルーカス印・スピルバーグ印の失墜が決定的となった年でもある。
もう進んで彼らの映画を見に行くことはあるまい。あと、普通の出来の娯楽作
品があまりにも少な過ぎ。本来、「娯楽」と「下らない」はイコールじゃな
かったはずなんだが。
『アリ』−−近年、これほどまでに没頭してしまった映画はない！ あんまり
没頭してしまったんでビデオが出ても見返す気になれないほど。（素晴らしい
ライブを見てしまうと、なぜかそのバンドのＣＤを一切聞く気が失せてしまう
のと同じか？） ただ、ウィル・スミスがねえ……( -o-) ﾌｩ
『ゴースト・オブ・マーズ』−−なぜ、火星の幽霊なのか？ なぜ、殺人フリ
スビーなのか？ その答えは火星の砂だけが知っている。Ｂ級野郎一匹、光線
銃抱えて今日もゆく。止めてくれるなおっかさん、背の宇宙人が泣いている。
次回作もお蔵入りにならずに公開されるよう祈っております。(-人-)ﾅﾑﾅﾑ
『ロード・オブ・ザ・リング』−−劇場版と長尺版ＤＶＤとこんなに内容違っ
ちゃっていいのか？ 監督は『二つの塔』の前に是非このＤＶＤを見て欲し
い、なんて言ってるけど、フツーの人はいちいち見ないだろうと思う。第三部
は四時間ないと入り切らないなんて噂もあり、問題は山積みじゃ〜。最後に
《全三部作特別版ＤＶＤボックス》（推定：２０枚組）が出るまで付き合うけ
どさっ。(´ー`) ﾌｯ
『マルホランド・ドライブ』−−わざとらしい前半が特にいい。(^^)
『ピアニスト』−−ロードショー公開当時、見に行こうかどうしようか散々
迷った揚げ句、結局行かなかった。ビデオが出てから見て……「やっぱり見に
行けばよかったー」(T^T)ｸｰｯと大後悔。映画館で見たらもっと点数高くなった
はず。一方で同様に迷って行った揚げ句「見なけりゃよかった」映画もあるの
で困ったもんである。
ただ、日本では山岸凉子が延々とこの手の話を描き続けているので、そういう
意味での衝撃は少なかったが……逆に言えば山岸凉子ファンは、「気持ち悪
い」などの不評は無視して必見！だろう。（同時に、この映画の「話」に感心
した人には彼女のマンガをオススメしたいけど、無理だろね(^=^;;;;）
『モンスターズ・インク』『モンテ・クリスト伯』『スパイダーマン』−−素
直に見て楽しめて満足できた。なお「怪物会社」は字幕版の方。（吹替え版は
ちょっと勘弁してくれの部分あり）
【監督賞】 作品名
[ジョン・カーペンター] （「ゴースト・オブ・マーズ」）
【コメント】
お願いだから、誰かこの暴走オヤヂを止めてくれぇ〜。 ＼(^o^)／
【主演男優賞】
[ダニエル・デイ・ルイス] （「ギャング・オブ・ニューヨーク」）
【コメント】
まさしく「独壇場」とはこの映画での彼の事であろう。
（見たのは一月だが、十二月公開作品なので急遽入れました）
【主演女優賞】
[イザベル・ユペール] （「ピアニスト」）
【コメント】
ヒロインは夢見る少女のよう。ただし、その「夢」の内容が問題あり。問題あ
り過ぎて白馬の王子様が現われても受け入れらない。イヤな女なのに途中で
「かわいいっ」(*^｡^*)などと思ってしもうたよ。
参りました。<(_ _)>
【助演男優賞】
[イアン・ホルム] （「ロード・オブ・ザ・リング」）
【コメント】
不遜さと卑屈さが見事に入り交じっている。「シャーッ」場面は不要なほど。
【助演女優賞】
[ケイト・ブランシェット] （「ロード・オブ・ザ・リング」）
【コメント】
よくもこの難しい役をやり遂げたものだと素直に感心。もちろん、長尺版のＤ
ＶＤのニッコリ笑顔もよい。
【新人賞（キャスト部門）】
[ジョン・キャメロン・ミッチェル] （「ヘドウィグ・アンド・アング
リーインチ」）
【コメント】
果たして、新人と呼んでいいのか（舞台の方は長くやってるんだろうし）分か
らんがとりあえず一票、という感じ。
【新人賞（スタッフ部門）】
[ピル・パクストン] （「フレイルティー／妄執」）
【コメント】
ピカピカ光る斧を持ってニッカリ笑顔を浮かべたビル・パクストンと、記念写
真を撮りたい。(^J^)
【脚本賞】作品名
「 」
【コメント】
ヘボ字幕に騙されている可能性があるので、この欄はパスします。
【映像賞】
「ロード・オブ・ザ・リング」
【コメント】
裂け谷や坑道での色彩に問題があったが、ＤＶＤでは改善。文句な〜し。
【音楽音響賞】
「マルホランド・ドライブ」
【コメント】
音楽よりも、重低音ノイズにやられた。ノイズに弱い私なのよん。(^^ゞ
という事で、当然次点は「ゴースト・オブ・マーズ」である。
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