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【作品賞】（10本まで）
「活きる 」 ５点
「マルホランド・ドライブ 」 ５点
「春の日は過ぎゆく 」 ３点
「暗い日曜日 」 ２点
「しあわせの場所 」 １点
「ＳＰＹ＿Ｎ 」 １点
「ガウディアフタヌーン 」 １点
「レイン 」 １点
「ドメスティック・ファイアー」 １点
【コメント】
「活きる」は傑作中の傑作。
「春の日は・・・」は監督の上手さがピカリ。
「しあわせ・・」は温かな雰囲気に、「レイン」は斬新さに、
「ドスメティック・・」は悪役の不器用さに感じ入る所あり。
【監督賞】 作品名
[ デビッド・リンチ ] （「マルホランド・ドライブ」）
【コメント】
見終ってしまえば実にシンプルな作品でありながら
打ちのめされてしまった。
チャン･イーモウ監督と迷ったが「活きる」は
タイムラグがあり過ぎ、その点、リンチ監督の
それは、この時代、世相をよく反映させており、
いかにも今にふさわしい内容であった点も良かった。
【主演男優賞】
[ グォ･ヨウ ] （「 活きる 」）
【コメント】
上手いですねぇ〜、思わず唸ってしまいました。
彼がこんなに良い俳優とは知りませんでした。
【主演女優賞】
[ コン・リー ] （「 活きる 」「きれないおかあさん」）
【コメント】
コン・リーもイーモウ監督の時は人が違ったように上手い。
晩年役も全く老けては見えないが、そんな事はどうでもいい
と思わせる輝きがある。情があり思慮深く、控えめながら
実に誠実な主人公を、素直かつ魅力的に魅せてくれた。
【助演男優賞】
[ ユンピョウ ] （「 無問題２ 」）
【コメント】
彼の肩の力の脱けた温かな演技は、たとえ二作目であれど
慣れぬ香港の地で、ともすれば空回りしがちな主演岡村君の
背中をそっと押すかの様。それはまさに主演を助ける助演の
上手さ。優しさ・主役を立てる配慮に満ちたユンピョウでした。
【助演女優賞】
[ キム・ユンジン ] （「 燃ゆる月 」「イエスタデイ」）
【コメント】
彼女はまだ、脇に回って主演を立てる妙演を見せてくれるわけでは無い。
が、あの声の上手さと言い、何か救いがある。
「燃ゆる月」も「イエスタデイ」も決して良い作品とは言えなかったが、
彼女が出る事で、どうにか持たせてくれる。そんな技がありますね。
【新人賞（キャスト部門）】
[ エーメリック・ドゥマリーニ ] （「デュラス 愛の最終章」）
【コメント】
もっと繊細さが出れば、当たるかも知れない、彼。
【新人賞（スタッフ部門）】
[ オキサイド＆ダニーパン ] （「 レイン 」）
【コメント】
二人で組むのは初めてらしい??と言う事で。
欧米の双子ちゃん監督に負けないで！、がんばれ！アジアツインズ。
【脚本賞】作品名
「 活きる 」
【コメント】
ともすればバラつきがちな時間の流れを
速過ぎず遅過ぎず、飽きさせず、心を放さず、
最後まで、本当に上手に魅せてくれました。
【映像賞】
「 ガウディアフタヌーン 」
【コメント】
色使い、光の加減、ガウディ作品から小物の眼鏡に
至るまで、可愛くもオシャレで、思わずニンマリ。
【音楽音響賞】
「 暗い日曜日 」
【コメント】
のっけから、あの音楽にすっかりやられた作品。
音楽がダメだったら、これほど魅かれなかっただろう。
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