|
【作品賞】（10本まで）
「ファム・ファタール 」 10点
「グレースと公爵 」 8点
「エルミタージュ幻想 」 1点
「盗まれた飛行船 」 1点
【コメント】
やはり気になるのは、こんな馬鹿なこと、あるいは、こんな変なこと、こいつ以外誰がやるか、という瞬間にぶち当たったときかな。｢エルミタージュ｣は、所詮ヴィデオ撮りだし、あと話題がロシアン･ローカルでいまいち乗れなかったこと、｢盗まれた｣は同時に見たほかのカレル・ゼマン作がいまいちだったこと、で低くなった。｢グレ公｣もヴィデオ撮りだけど、まあ許す。香港製にせブランド品みたいな｢キル･ビル｣は、しょせん、ばったもんやね。全体に地味な年でした。
【監督賞】 作品名
[エリック･ロメール ] （「グレースと公爵」）
【コメント】
生涯小品映画監督かと思ったら、なんと、コスチューム･プレイの大作と来た。でもお金の大半はCGに使ったようで、やっていることはいつもと同じ(笑)。ただ、エキストラの数は多かったことは認めねばならない。
【主演男優賞】
[渡辺謙 ] （「ラスト･サムライ」）
【コメント】
ここは悩む。悩んだ末に、ま、貫禄で。
【主演女優賞】
[シャーリーズ･セロン ] （「コール｣｢ミニミニ大作戦」）
【コメント】
お下品B級女優がお好みのデ･パルマらしく、｢ファム･ファタール｣の唯一の欠点は、圧倒的な存在感の女優に欠けることで。そうなると映画自体はたいしたことないのだけれど、この人に毎度お世話になることに(笑)。でも最近はいつもいい人で、やっぱ悪女のセロンが見てみたいにゃー。
【助演男優賞】
【助演女優賞】
【新人賞（キャスト部門）】
【新人賞（スタッフ部門）】
棄権します。印象に残った人はいないでもないけど、名前を調べるのがめんどーなので(笑)。それにマイナーなーな人ばかりそうだからね。
【脚本賞】作品名
「 」
【コメント】
特にないので、棄権します。
【映像賞】
「盗まれた飛行船」
【コメント】
なんと楽しい映像の連発、こういうのを目くるめくというのでしょうね。ほかに｢エルミタージュ幻想｣ワンシーンワンカットならぬ、一本丸々ワンカット、というもう二度と使えない手を、しかもかくも大人数の出演者で撮っちまった、というのはとりあえずすごいことだろう。
【音楽音響賞】
「ファム・ファタール」
【コメント】
｢羅生門｣そのままの｢閉ざされた森｣が、本物のラベルのボレロを流したのに対して、デ・パルマは、坂本龍一に新たに作曲させた。ラベルのボレロそっくりの曲を。まるで早坂文雄みたいだ。
|
