日本映画部門

【作品賞】（10本まで） 　　「東京ゴッドファーザーズ」　　 10点 　　「ジョゼと虎と魚たち　　」　　　 5点 　　「ドッペルゲンガー　　　」　　 　3点 　　「許されざる者　　　　　」　　　 1点 　　「オー・ド・ヴィ　　　　」　　 　1点 【コメント】 今年は｢座頭市｣くらいなもので、アクション系は不作で。三池は少ないのが物足りない。｢蒸発旅日記｣などアート系も不作で。上記4本に｢福耳｣｢blue」｢いつかA列車｣も含めた、ほのぼの系(?)にいい物が多かったのでした。でも、全体にじみ。 【監督賞】　　　　　　　　　　　　　　作品名 　　 [今敏　　　　　　　　　] （「東京ゴッドファーザーズ」） 【コメント】 絵に描いたような(アニメだからアニメ前か)クリスマス・ストーリィの心地よさ。 【主演男優賞】 　　 [妻夫木聡　　　　　　　] （「ジョゼと虎と魚たち」） 【コメント】 さとし繋がり(笑)の、さわやかさで。「ｇ＠ｍｅ．」藤木直人もいいですな。て、単なる美形好きか、わしゃ。なお、一人二役であきさせない｢ドッペル｣役所広司もすごいといえばすごい。今後はひとり四役や九役に臨んでもらいたい。四役所。九役所。役所なら、ひとり｢おそまつ君｣も可能かも。 【主演女優賞】 　　 [黒木瞳　　　　　　　　] （「阿修羅のごとく」） 【コメント】 女優さんは単なる好みつうことですかね。「ｇ＠ｍｅ．」暗い顔でも笑っているよな仲間由紀恵もいいですな。て、単なる美形好きか、わしゃ。｢ぼくんち｣観月ありさも捨てがたい(捨てるなって)。 【助演男優賞】 　　 [大倉孝司　　　　　　　] （「ジョゼ」「1980」） 【コメント】 これ以外にも出てるだろう。ケラやクドカン系の映画に出ている小劇場系の役者は、いまいち映画ののりに合っているような合わないような。でも、この人は、ほとんどステージそのままの感じで、スクリーンに横滑りしているようだ。今後はステージでの<卑怯な間>も、全開してほしい。ただ、そのユニークな個性ゆえ、少ない出番の場面泥棒的役回りを負わされそう。いちいち名前までは覚えていないが、三池｢許されざる者｣の男たちもやはりいいのですね。 【助演女優賞】 　　 [司葉子　　　　　　　　] （「福耳」） 【コメント】 あのお年で、って失礼な物言いかもしれないけど、お美しい。まだまだ現役でイケまっせ、って何の現役だ、もちろん女優としてだぞ、勘違いしないでね(笑)。だんなさんも無事落選したことだし、次回作を期待。 【新人賞（キャスト部門）】 　　 [松浦亜弥　　　　　　　] （「青の炎　　　　　」） 【コメント】 アイドルらしからぬ<不敵な顔>のよさが、ひとりの新人女優の誕生を思わせる。 【新人賞（スタッフ部門）】 　　 [荒木とよひさ　　　　　] （「いつかA列車に乗って」） 【コメント】 異業種からの初監督で、これだけちゃんとしているのはすごい。プロたちのサポートもあったんだろうけど、これだけやれば立派。 【脚本賞】作品名 　　 「東京ゴッドファーザーズ」 【コメント】 ウェルメイド。 【映像賞】 　　「船を降りたら彼女の島」 【コメント】 いや、別に映画的にどうこうというより、小さな島の廃校になった小学校がそのままの建物で旅館(村立の民宿)になっている。そういうとこに泊まってみたいなあ、という。そのイメージがよかったのです。そういえば最近旅していないなあ。でもその民宿の主人夫婦が大杉漣&大谷直子ってのも濃すぎ(笑)か。 【音楽音響賞】 　　 「東京ゴッドファーザーズ」 【コメント】 ｢座頭市｣ではまったくおもろなかった鈴木慶一も、劇伴に徹して、最後のムーンライダーズ版第九で打っちゃる、という面白さ。