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【作品賞】（10本まで）
「キル・ビル Vol.1 」 ９点
「クローサー 」 ８点
「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」２点
「愛してる、愛してない..」 １点
【コメント】
Ｂ級映画として堂々の貫禄を見せてくれた『クローサー』でしたが、やはり『キ
ル・ビル Vol.1』のぶっ飛びぶりにはかないませんでした。
続編が多かった中にあって『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』は、
前作よりもやや陰りがみられるとしても、これだけのテンションを保ったのは評価
できるでしょう。
この３作で決まり、といいたいところですが、これだけだと投票者のＩＱを疑わ
れそうなので(？)、最後にフランス映画のしゃれた小品が強く印象に残ったことを
付け加えておきます。
【監督賞】 作品名
[クエンティン・タランティーノ] （「キル・ビル Vol.1」）
【コメント】
正直いって、監督としてのタランティーノの才能には今までは半信半疑でした。
『パルプ・フィクション』は人がいうほど感心しませんでしたし、『ジャッキー・
ブラウン』は、悪い映画ではありませんが才気あふれる作品とは思えません(『レ
ザボア・ドッグス』は未見)。
しかしながら今度の映画では、この監督の奔放さが十二分に発揮され、才能が全
開した作品といえるでしょう。
【主演男優賞】
[レオナルド・ディカプリオ] （「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」）
【コメント】
この分野での他の賞はスンナリ決ったものの、男優２賞はかなり考え込みました。
結局引き算していくと、この人しか残らないのでは……。
【主演女優賞】
[ヴィッキー・チャオ ] （「クローサー 」）
【コメント】
やはり昨年の助演女優賞(『少林サッカー』)にひきつづき、ヴィッキー様命のヴィ
ッキーファンにとっては、これ以外の選択肢はありません。
『少林サッカー』とはうって変って、ヒットマンという大役を申し分なくこなして
いました。
【助演男優賞】
[千葉真一 ] （「キル・ビル Vol.1」）
【コメント】
これも結局引き算になってしまいますが、ちょい役に近い役柄でありながら、こ
れだけの存在感を示してくれたのはさすがにベテラン。
アクション俳優としの印象は強いですが、寿司屋のオヤジもなかなかのもの。
『コップランド』で小太りの中年男を見事に演じてくれたシルヴェスター・スタロー
ンのように、今後も新境地も開拓してもらいたいものです。
【助演女優賞】
[栗山千明 ] （「キル・ビル Vol.1」）
【コメント】
助演男優賞ともども、外国映画に日本人をノミネートさせるとは思ってもいませ
んでした。
しかしこのキレ具合はただものではない……。
この映画の白眉は、ザ・ブライドでもオーレン・イシイでもなく、やはりゴーゴー
夕張だったのではないでしょうか。
【新人賞（キャスト部門）】
[ ] （「 」）
【コメント】
該当なし
【新人賞（スタッフ部門）】
[レティシア・コロンバニ] （「愛してる、愛してない...」）
【コメント】
２０代とは思えぬしゃれた感覚と、そこに秘めたストーカーの恐ろしさ。この二
つが見事なバランスがとれていました。
【脚本賞】作品名
「ロード・オブ・ザ・リング／二つの塔」
【コメント】
これも引き算。前作よりも原作からの改変が目立ちましたが、僕はそれをよしと
します。
【映像賞】
「ロード・オブ・ザ・リング／二つの塔」
【コメント】
平凡な選択ですが、やはりこの作品に落ちついてしまいます。というより、他に
特筆すべきものなし、というべきか。
【音楽音響賞】
「戦場のピアニスト」
【コメント】
久々に正統派ブロードウェイミュージカルの魅力を見せつけてくれた『シカゴ』、
あるいは『８mile』や『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』を選んでお
くのが順当でしょうけど、なんといってもショパンのバラード第１番の持つ魅力を
再認識させてくれたこの作品を推します。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆吟遊詩人 EmNifty 2.37
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