日本映画部門

【作品賞】（10本まで） 　　「座頭市　　　　　　　　」　　　４点 　　「わたしのグランパ　　　」　　　４点 　　「呪怨　　　　　　　　　」　　　３点 　　「黄泉がえり　　　　　　」　　　３点 　　「ロボコン　　　　　　　」　　　２点 　　「東京ゴッドファーザーズ」　　　２点 　　「ラヴァーズ・キス　　　」　　　１点 　　「あずみ　　　　　　　　」　　　１点 【コメント】 昨年と違い、ズバ抜けて良い作品がなく、悪く言えばドングリの背比べみたいなのですが、微妙な差をとらえて点数をつけてみました。 なお、個人的な順位では「東京…」の上に「十七歳」（今関あきよし監督）が入るのですが、初公開は昨年だし、木下ほうか監督の「１７才」と紛らわしいので敢えて自主的に外しました。 - 【監督賞】　　　　　　　　　　　　　　作品名 　　 [清水崇　　　　　　　　] （「呪怨　　　　　　」） 【コメント】 ビデオ版からリンクしているエピソードもあり、ビデオのパターンを踏襲しながらも映画としてバージョンアップし“あの世界”を見事に構築 【主演男優賞】 　　 [菅原文太　　　　　　　] （「わたしのグランパ」） 【コメント】 初登場シーンでの優しい一声が映画全体を支配した感があり、なおかつ大ベテランならではの風格・存在感があった 【主演女優賞】 　　 [石原さとみ　　　　　　] （「わたしのグランパ」） 【コメント】 菅原文太を筆頭としたそうそうたるメンバーを相手に堂々とした演技をしたというのはタダ者ではない！(笑) 【助演男優賞】 　　 [大杉漣　　　　　　　　] （「船を降りたら彼女の島」） 【コメント】 ラストシーン、後姿だけでその心中を語ったのは見事！ 「東京ゴッドファーザーズ」の梅垣義明も捨てがたいが… 【助演女優賞】 　　 [岡本綾　　　　　　　　] （「東京ゴッドファーザーズ」） 【コメント】 劇中のミユキは主演でしょうが、その声ということで助演にしてみました。従来とは違ったキャラを演じて新境地開拓か？ 【新人賞（キャスト部門）】 　　 [石原さとみ　　　　　　] （「わたしのグランパ」） 【コメント】 すでにドラマ等でも活躍中ですが、今後のさらなる成長が楽しみ 【新人賞（スタッフ部門）】 　　 [蜷川幸雄　　　　　　　] （「青の炎　　　　　」） 【コメント】 演劇界ではベテランでも監督としては新人でしたよね？ 【脚本賞】作品名 　　 「黄泉がえり　　　」 【コメント】 原作を上手く整理し昇華させて、さらにオリジナルのエピソード（これがまた巧みなんだな）まで付加したのは見事 （次点「呪怨」） 【映像賞】 　　 「あずみ　　　　　」 【コメント】 いささか“暴走気味”(笑)の部分もあったが、大胆な構図やスローモーションの使い方など“画を見せる”工夫があった （次点「青の炎」） 【音楽音響賞】 　　 「ＮＯＥＬ　　　　」 【コメント】 心臓の鼓動が高まってゆく場面での効果音（？）の使い方の面白さが抜群！