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【作品賞】（10本まで）
「アイデン＆ティティ」 ５点
「ヴァイブレータ」 ４点
「東京ゴッドファーザーズ」 ４点
「ロボコン」 ２点
「阿修羅のごとく」 ２点
「青の炎」 １点
「ナイン・ソウルズ」 １点
「蒸発旅日記」 １点
【コメント】
「アイデン＆ティティ」：粗削りだ。でもツボにはまりまくり。今、
40歳前後の人にこそ観て欲しい。
「ヴァイブレータ」：女と男。コンビニとトラック運転席。何でもある。でも
閉ざされている。寺島しのぶと大森南朋の身体がまさにカラダだ。
「東京ゴッドファーザーズ」：今敏が、持てる技巧をあえてセーブしたように
思う。その分、声優陣の味が引き立った。
「ロボコン」：機械と長澤まさみは、実に、良く似合う。
「阿修羅のごとく」：生駒山上遊園地の飛行塔が美しかった。
「青の炎」：山本寛斎の銀歯と秋吉久美子の崩れた化粧に。
「ナイン・ソウルズ」：それぞれの魂の帰る場所に涙する。
「蒸発旅日記」：秋桜子よ。
(番外)「ジョゼと虎と魚たち」：2004年に入ってから観たので今回は
投票しなかったが、脚本が最高。主演・助演賞も含めて次年度に投票します。
【監督賞】 作品名
[森田芳光] （「阿修羅のごとく」）
【コメント】
よくぞ見事にまとめた、と思う。その一言しかない。
【主演男優賞】
[役所広司] （「ドッペルゲンガー」）
【コメント】
気持ちよく存分に、演じられていました。
【主演女優賞】
[寺島しのぶ] （「ヴァイブレータ」）
【コメント】
しっとり、匂う、と言えば好意的な言い方。私には崩れかけた
女性の臭いを濃厚に醸しだしてくれたように思う。
(女性はニョショウと読みます)
【助演男優賞】
[大森南朋] （「アイデン＆ティティ」「ヴァイブレータ」）
【コメント】
どの映画にいても、大森味。抑えても抑えても出てしまう。
抑えたうえでの存在感が渋い。
【助演女優賞】
[長澤まさみ] （「ロボコン」「黄泉がえり」「阿修羅のごとく」
「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ／東京SOS」）
【コメント】
映っているだけでキラキラする。それ以上もそれ以下でもない、
実に貴重な存在。
【新人賞（キャスト部門）】
[山本寛斎] （「青の炎」）
【コメント】
この素材に深く興味を覚える。強烈なキャラ。凄すぎ。
【新人賞（スタッフ部門）】
[田口トモロヲ] （「アイデン＆ティティ」）
【コメント】
映画の神様が一瞬だけ確実に彼に降りて来ていた。
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