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【作品賞】（10本まで）
「めぐりあう時間たち」 ４点
「アララトの聖母」 ３点
「ラスト サムライ」 ３点
「戦場のピアニスト」 ２点
「トーク・トウ・ハー」 ２点
「英雄 ヒーロー」 ２点
「クジラの島の少女」 １点
「人生は、時々晴れ」 １点
「灰の記憶」 １点
「マグダレンの祈り」 １点
【コメント】
近年に無い深刻極まる力作揃いにちょっと圧倒されてもーて 今更ながら
ナチの傷の深さには何とも悲しく納得しながらもその佳作揃いは素晴らしく
そのものズバリの「戦場のピアニスト」をはじめ 「シャーロット・グレイ」や
「バティニョールおじさん」「レセ・パセ」「ふたりのトスカーナ」「灰の記憶」
「名もなきアフリカの地で」「銀幕のメモワール」と観た作品だけでもこんなに。
また映画のもつ特権をフルに生かして映画ならではの技巧で更に奥深く魅力を
追求した「めぐりあう時間たち」や「アララトの聖母」はまさにその真骨頂と・・・。
そやけど
相変わらず中国映画の健闘は素晴らしく 中でも「英雄」」「インファナル・アフェア」
に「小さな中国のお針子」「春の惑い」「至福のとき」「チベットの女」「草ぶきの学校」
「ミッシング・ガン」「北京ヴァイオリン」「戦場に咲く花」などはどれを観ても個性溢れ
る逸品揃いで 同時にこの国と香港との落差も感ぜずにはおられまへんな。
【監督賞】 作品名
[スティーヴン・ダルドリー] （「めぐりあう時間たち」）
【コメント】
映画の持つ次元差の面白さをフルに活用しながらも 各次元に於いての現実味も
損ねることなく鮮やかに 時には苦痛と快感とそして愛の有り様までも描きながら
ラストにおいて見事に一本の線でまとめたこれは驚愕ですら・・・。
【主演男優賞】
[ニコラス・ケイジ] （｢アダプテーション｣｢マッチスティック メン｣）
【コメント】
ニコラス・ケイジはすっかりデブちゃんになりながらも「アダプテーション」では
我が役所広司同様性格の違った二役を巧みに演じ分けながらも「マッチスティック
メン」では もひとつややこしい役柄を窮屈そうに動き回りながら・・・。
【主演女優賞】
[ケイト・ブランシェット] （「シャーロット・グレイ」「ヘヴン」）
【コメント】
ケイト・ブランシェットは「シャーロット・グレイ」では颯爽とした冷ややかな美貌
ぶりを魅せながら 「ヘヴン」では形振り構わぬ坊主頭でその役になりきってと
相変わらずの演技派女優の名を欲しいままの大活躍で・・・。
【助演男優賞】
[ハーヴェイ・カイテル] （「ホーリー・スモーク」「灰の記憶」）
【コメント】
ハーヴェイ・カイテルは｢レッド・ドラゴン｣でもチョイ役でその存在感を示しながら
「ホーリー・スモーク」では難しい役どころを常にしかめっ面で難なく懸命にこなし
「灰の記憶」においては更に険しいお顔で苦痛に満ちたナチ将校を・・・。
【助演女優賞】
[メリル・ストリーブ] （｢めぐりあう時間たち｣｢アダプテーション｣）
【コメント】
Ｍ・ストリーブは「めぐりあう時間たち」では際どい女同士の愛をさり気なく演じ
「アダプテーション」では愛に溺れる中年女の悲壮な姿を情緒たっぷりに見せて
その老いゆく魅力とそして醜態を曝け出しながらの見事な演技で・・・。
【新人賞（キャスト部門）】
[ノーラ=ジェーン・ヌーン] （「マグダレンの祈り」）
【コメント】
あのデッカイ眼を剥いて不適な面構えで仁王立ちになるその姿は新人に見えず
さらに図太く自己を主張しながら抑圧の下で生き抜くその姿は健気を通り越して
全裸の身体から噴出す香りは若さ溢れる活力の塊みたいで・・・。
【新人賞（スタッフ部門）】
[ ] （「 」）
【脚本賞】作品名
「トーク・トゥ・ハー」
【映像賞】
「英雄 ヒーロー」
【音楽音響賞】
「歌追い人」
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