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【作品賞】（10本まで）
「息子のまなざし 」 ４点
「ファインディング・ニモ」 ４点
「ＮＡＲＣ 」 ３点
「歌追い人 」 ２点
「マグダレンの祈り 」 ２点
「ポロック 」 ２点
「スパイダー／少年は蜘蛛にキスをする」１点
「Ｘ−ＭＥＮ２」 １点
「インファナル・アフェア」 １点
【コメント】
今年は「人がなんと言おうとこれが大好きだー ＼(^o^)／」というのや「我を
忘れて見てしまった」というような作品は、残念ながら無かった。おまけに見
た本数自体も減ってしまった。映画館に行く回数は変わっていないが、ケーブ
ルＴＶに加入したためにそちらを見るのが忙しくて、「レンタルビデオで見よ
う」と思った作品を結局ほとんど見られなかったのだ。
それから、私には珍しく単館ロードショーに多く行った年でもあった。
「戦場のピアニスト」は数か月前に見たなら入っていただろうが、結局選外と
なってしまった。「ロード・オブ・ザ・リング」は「えぴ３」を見てから点数
をつけたい。
《各評》
「息子のまなざし」
息子を失った親の再生というテーマでは「イン・アメリカ」と同じはずなのだ
が、これほどまでに違うか(~_~;)というほどに違う。是非、両方とも観た人の
感想を聞きたいものである。（五番部屋にてどうぞ）
「ファインディング・ニモ」（字幕版）
前作の「怪物会社」が今イチ合わなかったせいか、こちらはエラく気に入って
しまった。これも「息子の〜」と同様、父子と過去の記憶の物語である。正反
対みたいだけど、でも両方とも好きさっ(^○^)
「ＮＡＲＣ」
警察もの・刑事ものが好きな人間には嬉しい作品。謎やひっかけもよく出来て
いる。
「歌追い人」
私は中世・ルネサンス・バロックの音楽を好きでよく聴くが、そういう音楽を
復活させた手法と、この映画の過去の音楽への態度は似通っていると思う。そ
の時、どんな人々が、どんな気持ちで演奏したのかをまず最初にとらえるとい
う事。ただ、サントラは現代のカントリー風の曲が中心になっていて詰まらん
かった。(ｰｰ;)
「マグダレンの祈り」
こうも嫌なものをこれでもかと見せ続けられて疲労困憊。
「ポロック」
役者としても監督としても手堅い仕事をしたという感じ。
「スパイダー／少年は蜘蛛にキスをする」
面白くはない！ ないんだけどね……どうしてここに入れたんだろう。(?_?;
「Ｘ−ＭＥＮ２」「インファナル・アフェア」
エンタテインメントとして楽しめました。
【監督賞】 作品名
[ロマン・ポランスキー] （「戦場のピアニスト」）
【コメント】
作品の方は落としちゃったので(^^ゞ
やはり伊達に米国から指名手配されちゃいないねっ(^o^;という監督ぶりで
あった。
次点は「マグダレンの祈り」のピーター・ミュラン。
【主演男優賞】
[オリヴィエ・グルメ] （「息子のまなざし」）
【コメント】
正月にテレビでマイケル・ケインがインタビューで、「あれは演技ではなくて
あの役者の地に違いない」と言われる事が役者としての最大の賛辞である、と
語っていた。まさしくそれに相応しい。目線や動作……どう見ても「地」とし
か見えない。思わずため息( -o-) ﾌｩ
【主演女優賞】
[レニー・ゼルウィガー] （「シカゴ」）
【コメント】
色々迷って該当者無しにしようかと思ったが、それも能が無いので。
果たして主演か助演かという問題があるが、やはり主役でしょう。
【助演男優賞】
[シデーデ・オンユーロ] （「名もなきアフリカの地で」）
【コメント】
作品自体は重苦しいが、彼の飄々とした感じが救いとなっている。見た当時は
どんな人なのかと思ったが、ちゃんとキャリアのある役者さんだったのね。失
礼しましたっ。
【助演女優賞】
[コ・スヒ] （「ほえる犬は噛まない」）
【コメント】
迫力あり！ この作品、他の役者も変な役が多い……。
【新人賞（キャスト部門）】
[エミィ・ロッサム] （「歌追い人」）
【コメント】
歌良し器量好し演技良し(^^) 今年は少女の子役が一杯登場したが、総合点で
はダントツでしょう。「オペラ座の怪人」が楽しみ。
【新人賞（スタッフ部門）】
[ジョー・カーナハン] （「ＮＡＲＣ」）
【コメント】
マイナーな所で個性的な作品を撮っていたのに、メジャーに行ったら大したこ
となくなってしまった監督が多いが、この人にはなんとか頑張って欲しい。で
も「M:I-3」は見る気はないが。
【脚本賞】作品名
「めぐり合う時間たち」
【コメント】
あらゆる意味でよく出来ていると感じた。見る人間の理解度によってそれぞれ
解釈できるようになっている所がスゴイ。
【映像賞】
「スパイダー／少年は蜘蛛にキスをする」
【コメント】
どうして、何の変哲もない畑やら石壁やらがああも異様な迫力をもって画面の
中に存在するのか。謎だ。特撮もＣＧも使っていないのなら魔法としか思えな
い。
次点「ウォー・レクイエム」……構図・色彩・照明全てが完璧としかいいよう
がないが、旧作なのであえて落とした。それにしても惜しい人を亡くしたもん
です。(-人-)ﾅﾑﾅﾑ
【音楽音響賞】
「ほえる犬は噛まない」
【コメント】
小洒落た感じのジャズがよく合っていた。
次点「歌追い人」……音楽が主題の作品を持って来るのは禁じ手かと思って落
としました。
2004/01/20(Tue)
☆(>< ) さわやか革命 ( ><)★
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