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【作品賞】（10本まで）
「お父さんのバックドロップ」8点
「父と暮せば」 8点
「チルソクの夏」 2点
「恋文日和」 2点
【コメント】
凄いものを見せていただいた、という点でいえば「デビルマン」「ゴジラ〜」
に10点・10点(笑)。配点作品以外にも「花とアリス」「リアリズムの宿」「い
つかＡ列車<トレイン>に乗って」などお気にいりは多々ありますが、えいっと
４本にしました。「お父さん〜」：原作短篇を巧くふくらませたストーリーと
さりげない看板まで造作した美術に感服。俳優も主役・脇・素人が味を存分に
出していましたし、宇梶さんと神木くんの違った意味でのそれぞれの美しさも
必見。「父と暮せば」：登場人物の過剰なまでの少なさ。それを通じて描きだ
される普遍性。原爆(戦争)の話ではあるのですが、10年前の震災の時の日を想
い出してました。「チルソクの夏」：思春期の恋心が瑞々しく伝わってきまし
た。そして、時を経たのちの再開シーンの抑制。これがまた素晴らしい。「恋
文日和」：恋心のせつなさともどかしさ。あの胸の痛みを存分に思い出せてく
れました。デジタルな時代に手書きの温もり。(..ってもデジタル撮影ですが）
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【監督賞】 作品名
[李闘士男] （「お父さんのバックドロップ」）
【コメント】
サンキュ。
【主演男優賞】
[中村獅童] （「いま、会いにゆきます」）
【コメント】
未完の粗削りか。キンキン声に錦之助を見る思いです。
存在感なら宇梶剛士(お父さんのバックドロップ)。惹きこまれ度は原田芳雄(
父と暮せば)。役所広司(油断大敵、笑いの大学)は棚にあげさせて戴きます。
【主演女優賞】
[宮沢りえ] （「父と暮せば」）
【コメント】
庄内(たそがれ清兵衛)に続いての方言演技。(「運転手の恋」(台湾)、「遊園
驚夢」(香港)といい、なぜか微妙に多言語ですね）台詞に注力を求められる
状況で、しかも出ずっぱり。凄い。
【助演男優賞】
[北村一輝] （「ゴジラ FINAL WARS」）
【コメント】
掃き溜めに鶴。北村龍平氏と共犯とは思いたくない。
【助演女優賞】
[夏川結衣] （「油断大敵」）
【コメント】
あんな表情と仕草。骨抜きでしょう、相手は。
あと本作でいえば菅野莉央も骨抜オーラが(笑)
【新人賞（キャスト部門）】
[チルソクの夏] （「水谷妃里」）
水谷妃里・上野樹里・桂亜沙美・三村恭代、誰にしようか
迷いました。
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